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2009年1月19日 (月)

トプカプ宮殿の猫

電車をギュルハネ駅で降りて門をくぐって石畳の坂を少し上ると、左手に鉄柵がある。考古学博物館だ。
入場料20TLを支払い入場すると、まず左に古代当方博物館がある。
そこに、猫が数匹いた。
子猫と目が合うと、盛り場の客引きのように寄ってきて足元に座った。
前足を伸ばし、胸を張り、私を見上げる。そして、ミャオと鳴くと右の前足を目の横まで持ち上げて首をかしげた。
ちょうど招き猫が品を作った様子だ。
かわいらしく思いしゃがんで視線を近づけると、今度は私の足に背中を摺り寄せる。
猫嫌いの私だが、悪い気はしない。
しかし、餌になるものを持ち合わせていない。
ただ微笑んで見つめていた。
猫は数秒甘えてみせたが、見限るのは早い。
次の客が目に入ると私を捨てて、すたすたそっちの方へ歩いていった。
だから猫は嫌いだ。

2009年1月12日 (月)

イスタンブールの夜の匂い

「書類を記入しなければならないので、少し時間がかかる。50分もすれば返せる」と、ホテルマンは、多分…言ったので、部屋に入った。
屋根裏部屋だった。
クローゼットの所で、天井が斜めになっていたので頭をぶつける。
服をしまいにいく度に何度もぶつけた。

服をクロゼットに移し、本や薬などの小さな物を机の中に納め、洗面具とコンタクトレンズの保存液その他を洗面台に並べた。

荷物を始末しても、まだ20分しか経たない。

妻を部屋に残して、散歩がてら水とおやつを買いに出ることにした。

ホテルは丘の中腹にあった。坂道を下り店を見て回った。
昔の八百屋さんか、タバコ屋さんのような店がいくつかあった。
食堂もあった。
羊の肉を串刺しにし、その串を垂直に立ててヒーターの前で回転させる。肉の表面がジリジリ焼け、脂が滴る。
滴った脂は香ばしく焦げ、匂いに引かれた客が買い求める。

回転する肉の塊から、いい塩梅に焦げた表面を大きなナイフで削ぎ落とす。
肉はスコップかヘラのような大振のスプーンで受け止め、平たいパンを上下二つに割った間に野菜と挟む。

パリに行くと、量、値段ともに手頃なので、夫婦でしょっちゅう食べていた。
ただ、その夜は飛行機の中で食べ過ぎていたので我慢した。
水とスナック菓子を買い求め、部屋に戻った。
合計3.50トルコ・リラだった。
約250円だから、円高なのに日本とそう変わらない。値段がどこに表示してあるのか分からなかったから、言われるままに払った。

2009年1月 6日 (火)

雨のイスタンブール

昨夜イスタンブールから戻った。

イスタンブールのことを調べる前は夏服を準備するつもりだったが、

私は結局暖かい冬のイメージで服を準備した。

妻はパリの寒さを凌ぐ程度の服装だった。

結果は、妻の完勝。

イスタンブールの寒さは半端じゃなかった。

2008年1月17日 (木)

パリの奇妙な日本について

ホテルの目の前にあったショッピングセンターは、奇妙なポスターを貼っていた。細い目の吊り上った女性が描かれたもの。

玄関口には、日本の物が色々飾られていた。

ロウ細工の弁当、寿司、丼物、奇妙なものがリアルな姿を見せていた。こんな選択はないよなと言いたくなる。お飾りもあった。

それよりも一番目立つところに着物の生地を使ったドレス。しかし、そのドレスはとても日本では着られない代物だ。

極めつけは、鳥居。正しいのは色ばかりで、アーチ状のはしごに足を付けたような鳥居もどきだ。

プラスチックの容器に入った寿司を美しい箸使いで食べる人々、精密な造りだが奇妙な取り合わせの展示物、ありえないデザインのドレス、キラキラした目でそれらを眺める子供たちとその親・・・。

日本の子供たちよりも美しく箸を扱う大人は、日本の現実を知らないはずがないと思う。しかし、ほとんどのフランス人にとって日本は遠い国だと思う。

たしかに、パリの人から見れば日本はエキゾチックに見えるだろうが、それをことさらにデフォルメして見せるのは疑問を感じる。

また、一つひとつは正しい物も、組み合わせによっては随分非現実的な姿を演出することができる。この点に悪意を感じた。

2008年1月14日 (月)

パリの寿司パック

パリのホテルは目の前に大型ショッピングセンターがあった。まだテナントが確保できていなようで、空き店舗があり、区域によっては入れないようになっていた。

そこの食堂が集まっている場所に日本食堂があった。定食10ユーロ余りだったが、けっこう客は多かった。ただし、日本人はいない。いろんな人々が箸をうまく使って食べていた。ひょっとすると、日本人よりも箸使いがうまい人は多いかもしれない。日本の若い人は箸の使い方が無茶苦茶だもの。

プラスチックの箱に入った寿司と温かいもので、しかし、10ユーロは高いと思う。保健法(?)の関係で、とても冷たく保存してあるはずだから、寿司も美味しくないだろうに。

もう、ファッションとしか言いようがない。

ファッションと言えば、妻が日本で買ったのと全く同じ製品をラファイエットで見つけた。パリのブランドのスカートだが、値段はほとんど同じだった。

ファッションと言えど、値段の違いは興味深い。

2008年1月11日 (金)

アメリのカフェ・ド・ムーラン

映画のアメリに出ていたカフェドムーランに行った。

映画の中でアメリがスプーンの背で表面のカラメルをコツコツ割る、例のクレム・プルレと、クリーム入り珈琲を注文した。

アメリのポスターを撮って、携帯を開いたときの画面にしている。数秒後に待ちうけ画面になると、今度はクレム・プルレと、クリーム入り珈琲が現れる。

立派なオヤジの携帯としては、若干恥ずかしいが、このポスターはたくさんの人が撮影して喜んでいた。ほとんどはオヤジである。

店のお姉さんがまた美しい。お兄さんも粋だった。

トイレの入り口が、映画のままで嬉しい。

ただし、思わず内側から撮影するのは気をつけなければならない。フラッシュが光ると、なんだか気まずくなるだろうから。

2008年1月10日 (木)

ペリエが安いから

パリに行くと、ペリエが安く買えるから嬉しい。

日本で相当高いプラスチックボトルの1リットル入りが、1ユーロ以下で買える。飲食店では5ユーロはするけれど、スーパーマーケットなどに行けば安く手に入る。店によって違うのだが、今回最も安いところで0.78ユーロだった。

夫婦で一日二本は買い込んで、小瓶に分けて持ち歩く。

もちろん、デパートの大食堂の隅の席以外、飲食店には持ち込まない。

日本の食堂で遠慮するのと同じだ。

それにしても、やはり現地で買うと安い。ただし、たかが水如きを、わざわざヨーロッパから日本まで運んでくるのは間違っているとは思うのだけれど・・・。美味しい水なら日本にもたくさんある。そもそも日本の水は美味しい。阿蘇の水はとても香りが良い。含み香がすばらしい。六甲の水も素敵に美味しい。

発泡性のミネラルウオーターがあれば、もっと良いのだが、日本の発泡性の水は人工的で痩せた味だから、発泡性の水が欲しいときはペリエか韓国のものを買うしかない。

だから、ペリエを値段を気にせずに飲めるパリは、幸せになる。

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